Windows7でタイル型WMを使ってみた話
みなさんPythonWindowTilerをご存知でしょうか?
簡単に言うとWindowsで動く安易タイル型WMですというと、パソコンの先生以外はタイル型WMってなに?ってなりますよね
タイル型ウィンドウマネージャーはウィンドウの配置や制御を半自動で行ってくれるもので、ウィンドウを重ねずに綺麗に調整し表示してくれる物です。またキーボードのショートカットのみで基本的な操作が行えるのでマウスの使用が少なくなるなどというThinkpadユーザーの僕からするととても素晴らしいものです。LinuxでいうとXmonadやAwesomeといった類のものです。
僕は実際にLinux環境ではAwesomeを利用している(使いこなしてるとは言ってない)のですがタイル型WMはとても楽でWindowsでも使えないかなあと思い調べたところPythonWindowTilerというものに出会いました、ほかにもいろいろあったのですがPythonで書かれているということに惹かれました。こういう類のものは設定ファイルを直で書き書きできるものが多いのでpythonを少し書いた経験のある僕にはありがたいなーととりあえずDLしたのですが調べてみると設定を直接書くことはできないのだとか...まあまあしょうがないですね、いまさら探す気も起きないですし今回はこちらを利用してみました。
そんなこんなで利用してみましたがDLしてきて好きなところに解凍してexeを起動すればそれでPythonWindowTilerが起動し勝手に制御してくれます。インストールする必要の無い手軽さはうれしいですね、もし気に入らないのならそのまま削除すればよいですし、もし気に入ったのならスタートアップフォルダにexeのショートカットを置いておけば起動時に勝手に実行してくれるようになります。僕は少し使ってみてスタートアップにしっかりと置いておきました。
使ってみたところAwesomeなどには勝てないがタイル型WMをWindowsで使えると思えば許容範囲内かなと思います。
日本語でも英語でもあまりHow to的なものがなかったのでとりあえず主となるであろうショートカットを紹介しておきます。
といっても解凍したフォルダ内のconfigというファイルに全てが記載されていますのでわざわざHow toなんて必要ないとは思いますが、自分の確認のためやそれっぽいことを書いておくことに意義がある気がするので書き起こしてみました。
主なショートカットリスト
・Alt + j OR Alt + k
ウィンドウのフォーカスを切り替える(jとkで切り替える順番が逆になります)
・Alt + Shift + J OR Alt + Shift + K
アクティブなウィンドウの配置位置を変更する
・Alt + Space
アクティブなウィンドウを中心に再配置(並び替え)をします
またウィンドウをフルスクリーンで表示したい際はこれを数回押すとフルスクリーンになるようです、また戻す時も同様です。
・Alt + Shift + c
アクティブなウィンドウを閉じる
・Alt + h OR Alt + l
全ウィンドウの幅を調整する(hで左側にlで右側に)
・Alt + v
タスクバーの表示/非表示の切り替え
・Alt + Shift + Delete
PythonWindowTilerの終了
ざっとこんな感じでしょうか、僕も使い始めてまだ一日もたっていないので情報が間違ってる可能性も否定できませんが基本的にこれだけあればWindowsでもそこそこ快適なタイル型WM生活を送れると思います。
またショートカットキーなのですがAwesomeではWinキー(Superキー)が
PythonWindowTilerで言うAltキーに値するので設定を書き換えてWinキーを使うことも考えましたが、WindowsでWinキーを使うとWindowsデフォルトの機能と干渉するので自分が良く使うソフトウェアでAltキーを多用することが無ければこのまま利用してもいいのかなと思います。
ちなみにキー設定はconfigファイルにありますので書き換えて保存すればそのまま使えます。ちなみにWinキーに割り当てたい時はconfig内のAltと書かれているところをwinに書き換えれば認識するようです。
皆さんもWindowsでお手軽なタイル型WMを試してみてはいかがでしょうか?